DS2 の取締役、ETSI 電力線委員会会長に再選

• ビクター・ドミンゲス (Victor Dominguez) 氏は主要課題として、業界統一の電力線技術標準の制定を掲げる
• ETSI 電力線技術委員会は IEEE との提携を推進

バレンシア、スペイン - 2007 年 5 月 24 日 - 電力線チップセットのトップメーカーである DS2社の戦略・標準化担当取締役、ビクター・ドミンゲス (Victor Dominguez) 氏が、欧州通信規格協会 (ETSI) の電力線技術委員会の会長に再選されました。業界に大きな影響力を持つこの委員会の会長として同氏は、電力線技術の世界標準と規格の制定を主要課題に挙げています。ドミンゲス会長率いる委員会は、急速に発展する電力線市場における企業の拡大を推進すると共に共存と相互運用を促し、これまでに多大な成果を上げてきました。委員会会長の他の候補者は、各専用電力線技術の代表者でした。

DS2 は電力線技術の公開標準規格の制定に尽力すると同時に、国際電力線組織 (UPA) と IEEE の主要メンバーとしても活動しています。UPA は電力線製品の業界内のみならず他技術との共存と相互運用を図るため、全世界の企業と協力体制を組み、公開標準規格の制定に取り組んでいます。こうして制定される標準規格はETSI と IEEE の両組織で共有され、統合性と包括性を備えた統一基準として、業界での広範な採用を促しています。

「電力線の ETSI 標準は、急速に発展するこの業界の成長と成熟において非常に重要であり、すべての製品とアプリケーションが高レベルのサービスの質を満たすにおいて必要な世界標準規格を提供しているのです。」と、DS2 の戦略・標準化担当取締役で、ETSI 電力線技術委員会会長の ビクター・ドミンゲス氏は語ります。「UPA の活発なメンバーとして、業界の成長を支える共存と相互運用のガイドラインの策定活動にも積極的に参加してきました。ETSI 電力線技術委員会にとって、既存の見識と他の ETSI のメンバー組織からの意見を採り入れることは、業界をさらに包括的にし、新たな革新者を迎え入れるにおいて重要です。」

「UPA と DS2 は IEEE と細部にわたって協力し、ETSI とも並行して電力線標準の制定に取り組んでいます。ETSI と IEEE は、標準規格化の作業が協調して進んでいることを確認するために、緊密な連携体制を築いています。」と ビクター・ドミンゲス氏は続けます。

<sub>DS2社に関して
DS2(www.ds2.es)は、電力線、同軸ケーブル、および電話線を利用したホームネットワーク、ブロードバンド接続を可能にする200Mbps技術の世界的主要サプライヤーです。DS２社は、200Mbpsチップセットを業界に先駆けて発表し、データ、デジタル音声、および高精細映像の同時伝送における最高速・最高度パフォーマンスのソリューションを提供しています。二大大手グループ、ユニバーサル・パワーライン・アソシエーション(UPA)www.upaplc.orgと欧州連合共同体OPERA（オープンPLC欧州リサーチ・アライアンス）は、マルチベンダ標準認定製品を支持し、DS２技術を採用しています。

ETSIについて
欧州通信規格協会(ETSI) は独立した非営利組織で、現在および将来における電気通信標準の制定を任務としています。ETSI にはヨーロッパ内外、59 カ国からの 655 のメンバー団体が加盟し、メーカー、ネットワークオペレーター、ネットワーク管理会社、サービスプロバイダ、研究団体、ユーザなど、ICT 分野のあらゆる主要関連組織が参加しています。

ETSI は、ヨーロッパにおける情報通信技術（ICT）の公式な標準化機関であり、電気通信、放送を始め、高度交通システム、医用電子工学などの関連分野における技術を対象としています。

ETSI は、広範な標準規格化や他の技術文書の開発にも大きく関わり、ヨーロッパが世界規模で取り組むICT の国際標準化に大きく貢献する他、相互運用性のテストサービスやその他の専門サービスも行わっています。ETSIは、全主要メンバーが活発に貢献できるフォーラムの場を提供し、世界的な調和を図ることを主要目的としています。ETSI は欧州委員会と EFTA 事務局から公式な認定を受けた組織です。

ETSI のメンバーが、組織の活動プログラムの決定、資源の割り当て、成果の承認等を担当するため、ETSI では市場ニーズに沿った活動が行われ、その成果は広く業界に受け入れられています。ETSI の標準規格は合意の下に制定されています。

アン・ホワイト (Ann Whyte)
DS2
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_{マニュエラ・ウイッタカー (Manuela Whittaker)
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