フラクタス社のアンテナは移動性と屋内カバレッジを兼ね備え、GPS非常装置を革命的に変える。

  • デュアルモードGSM・ISMアンテナが 装置システムへ具体化され、セカンドアンテナが不要に。  

バルセロナ、2007年11月27日-フラクタル・アンテナ技術のパイオニア的な開発企業であるフラクタス(Fractus)社は、適合デュアルモードISM ・GSM 4帯域アンテナの開発に成功した。これにより、GPS緊急装置システムへの適合が可能となり、世界中どこでも屋内外問わず使用でき、さらに小型化した新世代の緊急警報装置が実現する。

現行のGPS緊急装置の最大の難問は、屋内カバレージが不十分なため、人が自宅や病院内などにいる時には位置を確認しにくいことである。フラクタス社は、ISM900周波数帯域を加えることにより、緊急装置を使い屋内にいる人の位置を確認することを可能とした。 GSM 4帯域接続により、緊急電話が世界各地からかけることができるようになる。

フラクタス社は、特許取得のフラクタル・アンテナ技術を用いて、PCB RFコンポーネントへ統合するソルーションを設計した。これにより装置の帯域切替えを容易にし、さらに、セカンドアンテナが不要となる。 シングルアンテナを使用するため緊急装置の小型化も図れる。  

「弊社は、移動性と屋内カバレッジという相矛盾する問題へ取り組み、GPS緊急装置を一変させることに成功しました」とフラクタス社・製品サービス部門アカウントマネージャ、ザビエル・オリバー氏が語る。 「場所を問わず緊急時に役に立つ、このような


小型携帯装置には大きな需要があります。現行のアラームボタンは、携帯式ではなく自宅内でのみ機能するものです。ですから、このアンテナを使用することで、緊急装置の市場を革命的に変えることとなります」

フラクタル・アンテナ技術を用いることで、装置への機能統合を容易にするだけでなく、アンテナを小型化し、利得と効率の面での高性能を発揮するソルーションを可能にした。フレックスフィルム適合デュアルモードISM/GSMアンテナは、ISM900帯域をはじめ、GSM850、GSM900、DCSおよびPCS帯域をカバーする。フラクタス社はシングルアンテナで全周波数を可能とすることで、これらの装置に必要とされる部品表の簡略化にも成功した。

フラクタス社のアンテナは2008年にGPS緊急装置で出荷が予定されている。

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Fractus社について
Fractus社は、集積化が容易で、対費用効率が高く、高性能を提供する無線アプリケーション向けの小型マルチバンド・アンテナを設計、製造しています。フラクタルのユニークな空間充満技術およびマルチレベルの特性を用いた、Fractus社のアンテナは、Bluetooth®、WLAN、UWBを使用した携帯電話、ワイヤレスのコンシューマー電子製品、基地局に使用されています。Fractus社は140件の特許と特許申請によって保護された51に及ぶ発明のIPR(知的財産所有権)ポートフォリオを保有しています。この技術は、世界中でサムスン、サゲム、CSR、Atherosコミュニケーションズ、フィリップス・セミコンダクターズ、シーメンス各社のデバイスに使用されています。詳細については、www.fractus.comをご閲覧ください。

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