Fractus社は、フラクタルアンテナ特許で、短距離無線通信を勝ち取ります

 このアンテナインパッケージ(AiPTM)技術により、無線技術はより速く、より安く、より単純になります。   

2006年9月26日バルセロナ発- フラクタルアンテナのパイオニアであるFractus社は、今回、世界初の小型フラクタルアンテナ内臓集積回路実装の技術特許を取得した。これはアンテナインパッケージ(AiP)と呼ばれる技術であり、米国特許番号7095372として登録された。

Fractus社の技術は、フラクタル幾何学を用いて、空間的に非常に経済的にコンパクトなアンテナを作製することが可能であり、これは、ラジオやRFプロセッサーのような他のRFコンポーネントに集積でき、また従来の個別の構成部分のアンテナとしても使用可能である。Fractus社は、集積回路上に組込まれ、かつ多数の短距離の無線通信基準をサポートするための多種の周波数に対応できるソルーションを創り出した。

「アンテナを半導体パッケージに実装できることは、世界的なOEM及びODM製品の開発費や製造原価を劇的に縮小するであろう」と、Fractus社のCarles Puente博士、CTO、IPRディレクターは言う。「Fractus社によるこの特許所有は、将来における短距離無線通信のパイオニア的役割を象徴するものである。」とも彼は、言う。
 
AiPは、既存の携帯電話のような無線デバイスが市場に出回る中、材料コスト、構成要素のサイズ、マザーボード複雑さ、設計コストを縮小する。さらに、これは、短距離無線通信技術を使用する自動車電話、デジタルカメラ、MP3プレーヤーおよび他の無数のデバイスのような携帯装置内の個別の無線通信機能の実現を促進するものである。AiP技術は、Bluetooth、WLAN、GPS、UWB及びZigbeeに適する。

Fractus社は、短距離無線通信技術の豊かな経験を活かし、CSR、STマイクロエレクトロニクス、SiGe セミコンダクターズ、Atheros コミュニケーションズおよびフィリップスセミコンダクターズのような先導的企業と協力して市場投入していく。

現在、Fractus社は、42件の特許を保有し、合計199件にわたる特許を国際的に保有もしくは出願し、出願地域は、ヨーロッパ、米国、中国、日本、韓国、インド、ロシア、ブラジル及びメキシコに至っている。Fractus社の売上げの11%は研究開発に投資されている。 また、Fractus社の社員の10%はPhDを保持しており、60%はtelecomsアンテナの技術者で構成されている。

Fractus会社概要
Fractus社は、フラクタルのユニークな空間充満技術及びマルチレベルの特性を用いて、容易に集積可能で、コスト効率の良く、最適化した性能を持つ無線アプリケーションのための小型マルチバンドアンテナの設計及び製造会社である。この技術は、顕著な42の知的財産ポートフォリオとして、アンテナの将来を形作っている。さらに、この技術は、 世界的な携帯電話業界Samsung, Sagem and Grundigで応用され、Bluetooth、WLANおよびUWBベースステーションで用いられ、無線消費者及び産業電子業界において活用されている。Fractus社の短距離無線通信製品は、Richardson Electronicsにより、73ヶ国に流通されている。詳細は、www.fractus.comをご覧下さい。


プレス/アナリスト連絡先:


Fractus
Gemma Montesinos
Tel: +34 935 442 690
gemma.montesinos@fractus.com

AxiCom PR
Oliver Chapman
Tel: +44 20 8392 4057
fractus@axicom.com



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