フラクタス、 ポータブル機器へのFMラジオ搭載を可能にする内蔵アンテナFracFMTMを発表

  • FMの全周波数範囲をカバーする小型高性能かつ低コストのアンテナ

バルセロナ、2007年11月6日 - フラクタル・アンテナ技術の先駆的開発企業フラクタス(Fractus)社は、当社初のFM用アンテナ、FracFMを発表しました。小型(32 X 11 X 1.6mm – 普通切手の約3分の1)のFracFM は、ウルトラモバイルPC (UMPC) 、ゲーム機器、携帯情報端末 (PDA) 、プライベートモバイル無線 (PMR) 、ノート型パソコンなどのポータブル機器への搭載に最適です。

FracFMは増幅もチューニングも必要ありません。部品点数を増やさずにFMの全周波数範囲 (78-108 MHz) をカバーできるため、優れた性能を実現すると同時にコスト・材料を削減できます。異なる伝播環境でも使用できるよう、ユーザーの協力の下、アンテナの設計およびテストを実行、安定した性能を確保しました。

「小型で携帯可能な機器にFM機能を搭載する需要は極めて高いといえます。しかし、現時点ではアンテナのサイズと質が障害になっています。つまり、ハイエンドのゲーム機器やPDAを購入する人たちは、デザイン面でも性能面でも妥協はしないものです」とフラクタス社の製品・サービス部門製品部長、アルフォンソ・サンス (Alfonso Sanz) 氏は話しています。「FracFMにより、FMの受信性能が高く、ファッション性を備えたスリムな機器の製造が可能になります」

従来のアンテナ設計では大半の場合、ポータブル機器本体より長いアンテナが必要でした。しかし、アンテナをヘッドホンケーブルに内蔵した場合、ヘッドホンケーブルなし

では操作ができなかったため、Bluetoothヘッドセットとの使用にも不向きでした。また、アンテナをヘッドセットに組み込むと、追加の部品が必要になり、材料・コストの増加につながっていました。。

そこでフラクタス社は、特許取得のフラクタル・アンテナ技術を用いて、サイズの小型化や機器への実装を容易にするだけでなく、利得と効率の面でも高い性能を発揮する内蔵 型のFMアンテナを開発しました。低コストの表面実装技術 (SMT) を採用するFracFMは、製造工程を新しくしたり、素材を一新したりする必要がありません。

FracFMは50オーム終端、直線偏波、全方向性。またRoHS指令に準拠しています。

お申し込みいただければ、サンプルおよびデモボードをお届けいたします。   

Fractus社について
Fractus社は、集積化が容易で、対費用効率が高く、高性能を提供する無線アプリケーション向けの小型マルチバンド・アンテナを設計、製造しています。フラクタルのユニークな空間充満技術およびマルチレベルの特性を用いた、Fractus社のアンテナは、Bluetooth®、WLAN、UWBを使用した携帯電話、ワイヤレスのコンシューマー電子製品、基地局に使用されています。Fractus社は140件の特許と特許申請によって保護された50に及ぶ発明のIPR(知的財産所有権)ポートフォリオを保有しています。この技術は、世界中でサムスン、サゲム、CSR、Atherosコミュニケーションズ、フィリップス・セミコンダクターズ、シーメンス各社のデバイスに使用されています。詳細については、www.fractus.comをご閲覧ください。

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